願はくは 花の下にて 春死なむ

高校のとき、西行がすごく好きでした

 

「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」

 

この写真は先日御神楽を見に行った時のものですが、

この歌のイメージの桜は、私にとってはこんな感じ

 

ちなみに「花」は、平安より前は梅を表しますが、

平安以降は「花」といえば桜のことです

西行は、平安後期の僧侶にして歌人です

 

 

昨日、大切な人とのお別れに行ってきました

式場のバックに、桜が満開でした

 

夕方の薄闇に浮かび上がる桜が、

幻想的で怖いくらいでした
 

そこで、久しぶりにこの歌を思い出しました

 

 

私より先に現世を卒業するなんて、

生意気だぞ(笑)

 

でもね私は、本当に素晴らしい生徒に恵まれたな〜、

って、しみじみ思います

 

彼が高校1年、

私はまだ、ピッチピチ(死語)の20代、

イケイケオラオラの教員でした(最悪w)

(男子部ってところにいたので、ちょっとワイルドでしたww)

 

当時はめっちゃ世話が焼けたけど(笑)、

純粋で繊細で、頭が良くて・・・

大好きな生徒でした

 

たった1年、担任をしただけで、

離れてしまったけれど、

なぜか20年近くの時を経て、再会できました

 

ご縁だね

 

 

そしてあなたは、尊敬できる大人に成長し、

常にあなたの周りには人がいて、

いつもみんな笑っていました

キックボクシングでは、あなたが私の先生でしたね

生き方もまた、学ぶところが多かった

 

プロのキックボクサーであり、

経営者であり、

可愛いお嫁さんと日々の暮らしを大切にし、

好奇心旺盛で多趣味、

いつも仲間に優しかった

 

ありがとう
またね

 
 
こんな濃い、ご縁だから
本当に、また会えると思います
 
本当に、ありがとう
またねキラキラ