【読書メモ】記憶力(ウィリアム・アトキンソン)

記憶力/サンマーク出版

¥価格不明
Amazon.co.jp

ウィリアム・アトキンソン、
と聞いて「あれ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね

一世を風靡した「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン著)は、
このウィリアム・アトキンソンの「引き寄せの法則」を元にしています

そのアトキンソンが書いた「記憶力」
この中には、「引き寄せの法則」にあたる記述があるわけではありません

が!こんな記述が出て来るんですよ
「注意力とは意識を集中する力である」

目や耳をはじめ、5感を鍛えることでイメージ力は鍛えられます
記憶術の具体的な方法も乗っています

そうして、記憶を鍛えることは「念」を鍛えることになります
はっきりイメージすることです

「はっきりイメージしていたら、それが現実化しちゃった!」
そこから、「引き寄せの法則」に彼は気づいて行ったのかもしれませんね
あ、ここは私の推測ですが(笑)

「ありありとイメージする」ことが苦手だった私は、
マインドマップを使ってイメージ化すると引き寄せに近いことができる、
ということを実感したので、これまでそれをお伝えしてきました

ところが最近、記憶術の練習を重ねるうち、
ビジュアル化が得意になってきたのです

そうなると、「こうだといいな~」が、
実現しやすくなります

「意識」をすること
「念」を鍛えること

今はこのあたりの面白さを、
講座で存分に伝えたいと思っています

ギリシャや古代インドなど、
文字や書物などが発達していない時代には、
それぞれの文化圏で、記憶を鍛えるシステムがあったそうです

幼いころから記憶を鍛えることで、
学習能力の土台、受け皿が大きくなります

そのころの人々が記憶出来た量は、
本当は私たちも記憶できるはずなのですが、
情報を残しておける媒体が増えたことで記憶を鍛えなくなり、
記憶力が良い人は逆に奇異の目で見られるようになりました

様々な媒体がある今、「暗記」は必要ありません
でも、「記憶」で自分の能力を鍛えることは、
それ自体が面白く、クリエイティブです

ロボット化、ルーティーンに埋もれる状態を、
簡単に脱出させてくれるものだと思います

「記憶」を鍛えようと、
ネタ探しに世の中を見渡すと、
世界はこれまでとまったく違う顔を見せてくれるからです

やっぱり「記憶」は大切!
やっぱり「記憶」は面白い!

このマインドマップのセントラルイメージは、
記憶を神格化した女神、ムネモシュネーです

全知全能のゼウス(絶対的なエネルギー)が、
ムネモシュネー(記憶)と結びつくことで、
8人の創造の女神が生まれます

私たちの日常も、
エネルギー(マナ)があって、
記憶(意念)がはっきりしていると、
現実が創造されます

いろんなことがつながって、
楽しい読書体験となりました

記憶や意識にご興味のない方でも、
そうした視点で読むことで新しい発見があるかもしれません